掛塚の古民家・川島家④―「丸に隅立て四つ目」紋と屋号の「丸大」
川島家の土間の天井下には2つの提灯箱が掲げられていました。中に提灯が入っているかどうかは不明ですが、箱の新しく張り替えたと思われる紙には、「丸に隅立て四つ目」紋と丸に大の字が描かれています。
ご当主に聞くと、「丸に隅立て四つ目」は川島家の家紋であり、「丸大」は大束屋(おおぞくや)の屋号。「大束」とは大雑把ではなく、大きくまとめるの意味を込めた屋号と思われます。
座敷の長押には2種類の釘隠しが見られましたが、1つは「蝶」でもう1つは「花菱」。ともに縁起が好い吉祥文様です。
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