近年、天然のニホンウナギの漁獲量は減少。稚魚であるシラスウナギの不漁により、養殖ウナギもなかなか口にできなくなって来ています。
そんな状況下では、タデ科のアキノウナギツカミ(秋の鰻掴)の話題など無意味に聞こえるかも知れませんが、それでも、逆さの刺が生えた蔓を伸ばし、ミゾソバに似た花を咲かせています。
三角形の葉と赤みがかった茎に逆向きの鋭い棘―恐ろしい名前の割には、可愛らしい花を付ける同じタデ科のママコノシリヌグイも咲き始めました。
ママコノシリヌグイは、もちろん「継子の尻拭い」の意味。別名「棘蕎麦」とも呼ばれますが、継子虐めを意味する「継子の尻拭い」の名は今すぐやめるべきだと思います。