◆記念式典で歴史振り返る
磐田市の掛塚蟹町の祭り屋台が建造100周年を迎え、8日に地域住民らで記念式典を開いて自慢の屋台の歴史を振り返った。屋台は21、22両日に掛塚地区で営まれる貴船神社大祭(掛塚まつり)で引き回される。
屋台は1917年、旧屋台を売却し、地元の大工坂田歌吉らによって建造された。「一層大唐破風様式」の4輪屋台で、31年に花鳥などの彫り物、52年には金箔や漆塗りを施すなどして現在の豪華絢爛な屋台になった。
記念式典では、住民ら約150人が地域のシンボルとして引き継がれている屋台に感謝し、町内を威勢良く引き回した。
貴田雅樹自治会長は「二度と同じものを作れない貴重な屋台。これまで以上に大切にして、後世まで伝えたい」と話した。
掛塚地区の祭り屋台の歴史は古く、遠州地方各地の祭り屋台の手本になったとされている。現在9台が現役で、100年を超す歴史を誇るのは蟹町の屋台が6台目という。(「中日新聞」より)
製材や大工など、木を加工する職人の技術が集積した掛塚湊ならではの「屋台まつり」の歴史。祭りが開催される10月21日(土)・22日(日)の両日には、ぜひ、掛塚を訪れてください!
旧廻船問屋・津倉家住宅の見学会は、私たち「みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚」が協力して開かれます。また、今回は旧掛塚郵便局も開放し、掛塚の引き札の展示を行いますので、こちらにも足を運んでください!