8月19日(土)は「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」の8月例会。天龍製鋸株式会社の江原を講師に招き、かつて掛塚の重要な産業であった製材と、製材に欠かせない鋸について教えていただきました。
掛塚が天竜川を流されて来た木材を船に積んで運び出す港であったのはよく知られているところですが、実は丸太のままではなく、角材や板に加工して船に積んでいました。
明治時代に入れば全国に先駆け、掛塚では丸鋸を蒸気の力で動かす機械製材が始まるのですが、それまでは木挽き職人の手により挽かれていたのです。そして、その時に使われたのが前挽き大鋸(おが)。掛塚には、その大鋸を製造する鋸鍛冶が10軒近くもあったとのこと。
掛塚鋸の名は広く知れ渡り、その伝統が天龍製鋸株式会社に引き継がれているというわけです。
10月21日(土)22日(日)の「掛塚まつり」開催に合わせ、旧津倉家住宅の見学会が開かれますので、次回9月例会は9日(土)、午前9時から草取りを行います。協力していただける人は、ぜひ旧津倉家にお集まりください!