光明電気鉄道の遺構を訪ねるには、当時の地図を元にするのが一番。しかし、昭和3年(1928)11月に開業した鉄道は、同14年(1939)4月には廃業解散してしまいましたので、当時の鉄路を辿るのは簡単ではありません。
地図上の鉄路を現在の道路に当てはめてみたくはなりますが、実はそれが勘違いの元。磐田農業高校の東を北上していたのには違いないようですが、かつての鉄路跡は現在の道路ではなく住宅が立つ一段高い所とのこと。
その先、現在の加茂川交差点南にあったのは「遠州見付」駅。軌間1067ミリのレールが敷かれていたのは道路東側の住宅地。さらに東には駅舎と車庫があったそうです。