浜松市天竜区熊の市立熊小の全校児童8人が運営する模擬株式会社「くんまおうえん社」は10日、株主募集説明会を同校で開いた。地域住民らに対し、2017年度の事業計画案を説明して株券を発行し、新商品の開発などに向けた資金を確保した。
くんまおうえん社は16年春の設立で、取り組みは2年目。企画営業部長を務める4年生村松夏妃さんが、昨年の経験や地域住民などから聞き取った「市場調査」を基に、今年の新商品として木製のペン立てとコースター、芳香剤を開発することを説明した。
商品は昨年から販売しているキーホルダー、草木染ハンカチと合わせて5つになる。道の駅「くんま水車の里」や地域の産業祭などで販売する計画。
草木染ハンカチの製作では、同区熊地区で農家民宿を営む大平展子さんが児童に協力する。説明会で、大平さんは「ハンカチの色の種類を増やすため、早めの準備が必要」などと助言した。
17年度の社長を務める6年生新木悠士君は「頑張って地域を元気にしたいので応援してほしい」と話した。(「静岡新聞」より)
小学生が株式会社を造るという発想がステキです。住民以外も協力し、地域を元気にしましょう。