元米国日産社長でスポーツカー「フェアレディZ」の生みの親の故・片山豊さんにちなむオールドカーの催し(中日新聞東海本社後援)が28日、片山さんの出身地の浜松市春野町であった。メーカーの枠を超えた往年の名車135台が並び、愛好家らの熱気に包まれた。
片山さんは米国で日産車の販売を拡大し「ミスターZ」の愛称で親しまれた。住民が片山さんの功績をたたえるとともに、車を愛する人たちのイベントとして開き7回目。
会場の春野ふれあい公園には新旧のフェアレディZや、半世紀前のスカイラインなどが並び、人気投票も行われた。
自ら部品を調達して整備した1959年のアルファロメオ「ジュリエッタ・スプリント」で参加した静岡文化芸術大学教授の谷川憲司さん(62)は「いまの車のように画一化されておらず、どれも違った味がある。色あせない文化財だと思う」と魅力を話した。
最後は参加した車が片山さんの名を冠したドライブコース「K'z ROAD(ケーズロード)」をパレードした。(「中日新聞」より)
春野で生まれた片山さんとは、私もお目にかかったことがあります。オールドカーのドライブパレードは、春野の風景に溶け込むようでした。