国の林業成長モデル地域に浜松市 天竜材流通拡大へ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年04月29日 17:24

 浜松市は28日、林野庁が2017年度から始めた林業成長産業化地域創出モデル事業の先進的モデル地域として全国16地域のうちの一つに指定されたと発表した。今後5年間、国から重点的な予算支援を受け、素材生産量の拡大や天竜材製品の生産、新規雇用拡大などを進める。

 林業成長産業化地域は、林業関係者らの地元に利益を還元しながら、森林資源の循環利用に取り組む。浜松市は、国際機関FSC(森林管理協議会)認証の多様な製品の流通拡大によるクリーンウッド(合法伐採木材の利用促進)社会の実現を目指す。

 地域の素材生産、製材・加工、木材流通の各事業体が一体となった原木の増産や安定供給▽需要に応じた付加価値の高い天竜材製品の開発・生産▽「地産地消」と「地産外商」による販路拡大―などに取り組む。

 目標値として、21年度の素材生産量6万1500立方メートル(16年度、4万1千立方メートル)、製材品生産量1万4600立方メートル(同1万1千立方メートル)、製品販売量6300立方メートル(同4200立方メートル)などを掲げている。一連の工程で70人の新規雇用創出も目指す。

 市林業振興課の担当者は「モデル地域指定を起爆剤に、関係業者の連携をより強めて天竜材の流通を拡大させたい」と話した。(「静岡新聞」より)


 今日(4月29日)は、浜松市天竜区の旧5市町村をグルリと回って来ました。

 杉やヒノキの人工林を背景に山桜が咲き、落葉樹が明るく芽吹く風景。いつまでも、北遠の自然を守って行かなければいけないと感じました。

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