2017年09月12日
「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅①―伝統とモダンの融合
平成26年(2014)11月、磐田市掛塚の旧回船問屋「津倉家」の土地約1500平方メートルと建物などが磐田市に寄付されました。津倉家は、江戸から明治時代にかけて繁栄し、「遠州の小江戸」とも呼ばれた掛塚湊「津」の歴史を今に伝える、「倉」のある貴重な建物です。
明治22年(1889)の建築とされる母屋は寄棟造木造2階建て(延べ床面積約350平方メートル)。渡辺崋山門下の画家平井顕斎(牧之原市出身)と福田半香(磐田市見付出身)が描いた奥座敷の襖絵は磐田市指定文化財。昭和10年(1935)に増築したという洋室には、画家中村不折から贈られた書が飾られ、皇族のために製作したと伝わる応接セットも、当時のまま置かれています。
材木商らしく良材にこだわり、地元の名工・曽布川藤次郎が建てた家。伝統的な日本家屋でありながら、当時はまだ高級だったガラス障子戸やガス灯など最先端のモダン建具や機器・調度なども取り入れられ、いたるところに伝統とモダンが融合した見どころがあります。
今年(2017)の一般公開は、「掛塚まつり」開催に併せた10月21日(土)22日(日)。この機会に、ぜひ津倉家住宅にお立ち寄りください!
明治22年(1889)の建築とされる母屋は寄棟造木造2階建て(延べ床面積約350平方メートル)。渡辺崋山門下の画家平井顕斎(牧之原市出身)と福田半香(磐田市見付出身)が描いた奥座敷の襖絵は磐田市指定文化財。昭和10年(1935)に増築したという洋室には、画家中村不折から贈られた書が飾られ、皇族のために製作したと伝わる応接セットも、当時のまま置かれています。
材木商らしく良材にこだわり、地元の名工・曽布川藤次郎が建てた家。伝統的な日本家屋でありながら、当時はまだ高級だったガラス障子戸やガス灯など最先端のモダン建具や機器・調度なども取り入れられ、いたるところに伝統とモダンが融合した見どころがあります。
今年(2017)の一般公開は、「掛塚まつり」開催に併せた10月21日(土)22日(日)。この機会に、ぜひ津倉家住宅にお立ち寄りください!
この記事へのコメント
歴史的な建物は良いですよね。
実際に見てみたいものです。
実際に見てみたいものです。
Posted by かね田 at 2017年09月12日 07:40
郷土の歴史を今に伝える貴重な建物を地域振興のために活用して行きたいというのが、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」の思いです。
そのために、ご近所さんにも呼び掛けて草取りをしたり、勉強会や見学会を催し、小学生の地域学習の会場にも利用してもらっています。
見学会には、ぜひお越しください!お待ちしています。
そのために、ご近所さんにも呼び掛けて草取りをしたり、勉強会や見学会を催し、小学生の地域学習の会場にも利用してもらっています。
見学会には、ぜひお越しください!お待ちしています。
Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 2017年09月12日 08:02